テスト対策週間開始です

この3連休はテスト対策週間。
朝9時から夜9時まで、多くの子どもたちがオンラインで勉強に取り組んでいます。

できるまで、確実に教えていきます。

泣き出す子もいます。

そんな時、思い出すことがあります。

以前、ある起業スクールに参加したときのこと。
その発表会で、重度知的障害施設の方からいただいた言葉が印象に残っています。

「うちの施設の子たちは、勉強しなくても、いつもニコニコしていて幸せそうなんです」

確かに、それはとても大きな幸せの形の一つだと思います。
勉強のプレッシャーもなく、笑顔で毎日を過ごせる――多くの人が憧れる究極の幸せかもしれません。

でも、私たちの子どもたちは現実の社会の中で生きていかなくてはなりません。
将来自分の力で生活するためには、どうしても「学び」を避けて通れない子どもがほとんどです。

勉強はただ点数を取るためのものではありません。
・自分の考えを整理する力
・人の話を理解する力
・問題を解決する力
そうした「生きていくための土台」をつくるのが勉強です。

特に、境界知能に近い子どもたちや軽度知的障害の子は、ほんの少しの学びの積み重ねが将来の安心に直結します。
「今は大変でも、この努力が未来の自立につながる」――そう信じて私たちは伴走しています。

ニコニコして過ごせる子も、努力を重ねなければならない子も、それぞれの幸せがあります。
ただ、多くの「がんばらなくてはいけない子どもたち」にとって、勉強は未来を切り開く大切な手段です。

だからこそ、私たちは保護者の皆さまと一緒に、子どもたちが安心して成長できるよう寄り添っていきたいと思っています。