オープンスクールで見えた「勉強の先にあるもの」

6月14日に行われた聖霊中学校のオープンスクール。

後日、参加された保護者様からうれしいお話を伺いました。

当塾の生徒4名が算数の体験授業を選択し、たまたま同じ教室になったそうです。

その授業では、2人1組になって取り組まなければ解けない問題が出題されたとのこと。

その様子をご覧になっていた保護者様から、

「家塾みずの坂の子たちは、テキパキと動いていましたよ」

というお言葉をいただきました。

もちろん、問題が解けたこともうれしいのですが、私がもっと嬉しかったのはそこではありません。

初対面に近い相手と協力しながら考える。

自分の考えを相手に伝える。

相手の話を聞く。

役割を見つけて行動する。

そういった力が自然に発揮されていたことです。

実は、これこそが私が聖霊VAP対策で大切にしていることだからです。

当塾では毎年5月頃に聖霊VAP対策を行います。

その際、現役の聖霊生に協力していただき、受験生一人ひとりについてもらいます。

そして一緒に問題を考えたり、話をしたりしながら学習を進めていきます。

受験生に配布するノートには、現役の聖霊生がイラストや応援メッセージを書いてくれています。

そして、みんなで昼食を食べます。

私はその現役生たちによく言います。

「今日はあなたたちは、単なるお手伝いではありません。マネキンです。憧れの的なのです」

「勉強できへんと小さい子ががっかりするよね。」

「裏切ったらあかんで。」

少々名古屋弁で厳しく聞こえるかもしれませんが、これは成績の話ではありません。

後輩たちに憧れられる存在でいてほしい。

誰かの目標になる人であってほしい。

そんな願いを込めています。

そして受験生にはこう伝えます。

「来年は君たちの番だよ。」

今は憧れる側かもしれません。

でも1年後には、自分たちが後輩から見られる立場になる。

そう考えると、勉強への向き合い方が変わってきます。

私は長年塾をやっていますが、「勉強しなさい」という言葉ほど効果の薄いものはないと思っています。

もちろん必要な場面もあります。

しかし、人は誰かに憧れたり、誰かの役に立ちたいと思ったりしたときに、本当の意味で動き始めます。

現役の聖霊生が後輩のために頑張る。

受験生がその姿に憧れる。

そして翌年には自分が後輩を支える側になる。

そんな循環が生まれることが、当塾の一番の財産だと思っています。

今回のオープンスクールで見せてくれたテキパキとした行動も、一朝一夕で身についたものではありません。

普段の学習の中で、

「相手の話を聞く」

「自分の考えを伝える」

「困っている人がいたら助ける」

そんな経験を積み重ねてきた結果だと思います。

受験勉強というと、どうしても点数や偏差値に目が向きがちです。

もちろん、それも大切です。

しかし、学校が本当に見ているのは、その子がどんな人なのかという部分でもあります。

今回のオープンスクールで、生徒たちが普段通りの姿を見せてくれたことを、とても誇らしく思いました。

そして来年は、今年の受験生たちが後輩の憧れの存在になってくれることを楽しみにしています。

勉強は競争ではありません。

誰かの背中を見て成長し、今度は自分が誰かの背中になる。

家塾みずの坂は、そんな学びの場でありたいと思っています。