激変する入試事情

大学入試では、推薦やAO入試の割合が増加傾向にあります。

これは、将来の自分に対する生き方が多様化し、単なる教科書の暗記ではなく、使える知識として活用できる能力が求められるようになったためです。

従来の試験では、答えのある問題を解く能力が重視されてきました。

しかし、現代社会では、答えのない問題を解決する能力がより重要になっています。

大学入試改革によって、従来の学力試験に加えて、総合型選抜や学校推薦型選抜といった新しい入試方式が導入されました。

これらの入試方式では、論理的に考える力、表現力、コミュニケーション能力、問題解決能力などが重視されます。

高校入試でも、工業・商業高校の人気が高まっています。

これは、AIの時代において、ものづくりのスキルやビジネススキルがますます重要になるという認識が広まっているためです。

工業・商業高校では、専門的な知識や技術を学ぶことができます。

これらの知識や技術は、就職や転職において有利に働きます。

聖霊中のVAP入試もそうですが、大切なことが「やりたいことを自分で見つけること」になってきているのです。

昔は、いい高校に入り、いい大学に入り、いい会社に就職するといった考えが主流でしたが、今は

個人として「よりよく生きる」「自分のやりたいことをやりながら生きる」と世の中の流れが変わってきています。

その結果、重要なことは答えのある問題を解くのではなく、答えのない問題を解決する能力を求められるようになってきたのです。

AIの時代だからこそ必要とされる覚える力

では、何でもAIにさせればいいかといったらそうではないのです。

AIの時代だからこそ、個人のスキルを証明する資格試験の重要性は増しています。

資格試験は、自分のスキルを客観的に証明するものであり、就職や転職において有利に働きます。

AIは、人間の仕事を奪う存在ではなく、人間の能力を補完する存在です。

AIを活用するためには、AIを操作するスキルやAIと協働するスキルが必要です。

資格試験には、競争がありません。ある一定水準に満たせば合格できるのです。

ここが入学試験との大きな違いです。

考える力と覚える力はどちらも必要

最近の高校入試は暗記していたものを即答する問題は減りました。

資料を読んだり、総合的な思考が必要となってきます。

自分で考えるには、今までの経験 すなわち知識が必要となるのです。

その知識を入れるスキルは必要です。

ですので、考える力と覚える力どちらが大切か?という質問は

男と女どちらが大切か?と同じくらいナンセンスな質問だと考えます。

当塾の基本方針

記憶法と考える力のどちらも大切にしていきます。