考える力と暗記、どちらが大切?
考える力と暗記、どちらが大事なのかは、古くから議論されてきたテーマです。
暗記派は、知識を身につけるためには、まず覚えることが重要だと主張します。
知識がなければ、考える力を発揮することもできないというわけです。
一方、考える派は、知識を理解して使えることが重要だと主張します。
知識を丸暗記しても、理解していなければ、応用したり、新しい知識を獲得したりすることができないからです。
重要なのは使い分け
考える力と暗記は、どちらも重要というのが私の結論です。
暗記によって知識を身につけることは、考える力の土台となります。
しかし、知識を理解して使えるためには、考える力が必要なのです。
具体的には、以下の3つが重要です。
- 理屈をしっかり覚える
知識の理屈を理解することで、知識をより深く理解することができます。
また、知識を応用したり、新しい知識を獲得したりする際にも、理屈を理解しておくことが重要です。
- 暗記するのに必要なことは暗記する
暗記が必要な知識は、暗記する必要があります。
ただし、暗記するだけでは、知識を使いこなすことはできないです。
暗記した知識を理解し、使いこなすための工夫も必要なのです。
- どうしてそうなのか考える力は必要
知識を理解するためには、どうしてそうなるのかを考える力が必要である。
なぜそうなるのかを理解することで、知識をより深く理解することができること。
また、知識を応用したり、新しい知識を獲得したりする際にも、どうしてそうなるのかを考える力が必要なのです。
発想力が記憶力を良くする
さらに、暗記を記憶しやすくする発想力も必要である。
暗記は、繰り返し練習することで記憶に定着させることができる。
しかし、単調な繰り返し練習では、記憶力が向上しにくい。
発想力を駆使して、暗記を記憶しやすくする工夫をすることで、効率的に暗記をすることができる。
暗記が苦手な高校生が国語の基礎学力テストで95点を取った方法
ここで、暗記が苦手な高校生が国語の基礎学力テストで95点を取った方法を紹介します。
この高校生は、まず、古文の十干十二支を理屈を理解すること。
また、暗記が必要な知識は、暗記シートを使って暗記しました。
十干の理屈と暗記の仕方
十干・・・宇宙を司るものは木 火 土 金 水
それぞれに兄と弟がいる
だから木の兄(きのえ)、木の弟(きのと)、火の兄(ひのえ)、火の弟(ひのと)となって、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸となるので
この漢字と音読みは覚える。
この場合は「コウ・オツ・ヘイ・テイ・ボ・キ・コウ・シン・ジン・キ」と唱えて暗記するのが一番かと思います。
十二支については、リズムに乗って覚えるのが一番でしょう。
たった5分で時刻と方角を覚える方法
十二支と時刻
草木も眠る丑三つ時とか言いますが最近の子知らないですね。
1日は24時間
干支は12匹
だから1匹あたり2時間
なので、午前0時から午前2時までを子の刻
午前2時から4時までを丑の刻
こうすることで、暗記する量は少なくなります。
方角と十二支
時計のように円を12等分すると12時のところに子、1時のところに丑、2時に寅、3時に
卯が来ます。
方角は8方位で表すと東、 西、 南、 北、 北東、東南、 南西、 北西となり
北12時が子の方角 そして東北が丑と寅の間の方向 だから丑寅 漢字は艮
この説明はほぼ5分このシート1枚
十二支を覚えて理解するだけで5分で覚えられるのです。
その結果、この高校生は、国語の基礎学力テストで95点を取ることができたのです。
この高校生の例からもわかるように、考える力と暗記をバランスよく身につけることで、学力を向上させることができます。
当塾では学習を効率化するために記憶法を取り入れています。